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商船三井、新造の中国電力向け次世代石炭船を命名

2022年6月10日 (金)

ロジスティクス商船三井は9日、中国電力向け次世代石炭船を「ENERGIA AZALEA」(エネルギア・アザレア)と命名したと発表した。名村造船所で命名式を開催し、次世代石炭船の完成と名称決定を祝った。

▲ENERGIA AZALEA(出所:商船三井)

ENERGIA AZALEAの名称は、中国電力のブランド名である「ENERGIA」に加えて、中国電力が三隅火力発電所を設置する島根県浜田市の市花であるツツジを意味する「AZALEA」に由来する。

石炭船は6月14日に完成後、中国電力向けの専用船として就航中の「ENERGIA CENTAURUS」(エネルギア・ケンタウルス)とともに、中国電力の石炭火力発電所向け海外炭輸送の一翼を担う。持続的で安定的な電力供給に貢献する。

ドライバルク船の船型開発に知見があり建造経験豊富な国内造船所と、当社の運航と荷役に関する経験とノウハウを集結して設計した次世代型石炭船「EeneX」(イーネックス)の第3船。ダブルハル構造を採用することで貨物ホールドへのバラスト水漲水を不要としたほか、海中への汚水排水リスクの軽減や貨物への塩分・錆などの混入リスクの軽減を図っている。

商船三井は、日本の重要なエネルギーリソースを安全で安定的に環境負荷を抑えて輸送する体制を構築することで、顧客と環境にとって最適な輸送サービスを提供していく。

■ENERGIA AZALEAの概要
全長:234.92メートル
全幅:43.00メートル
型深:20.05メートル
載貨重量:9万9965トン