国際DPワールド(UAE)は8日、タンザニア・ダルエスサラーム港で貨物荷揚げ時間を90%以上短縮するなど、港湾運営の効率化で過去最高水準の実績を達成したと発表した。2024年4月の運営開始以降、港湾設備の近代化と業務改革を進めた成果としている。
同社は30年間の運営権に基づき、港湾インフラの拡張と近代化を推進。RORO方式への移行により、大型・複雑化する船舶への対応能力を高めた。これにより、同規模貨物の荷揚げ時間は従来の300時間超から28時間未満へ短縮され、物流コストの削減やサプライチェーンの効率化につながった。

(出所:DPワールド)
第1四半期には、全長240メートルで最大7790台の車両を積載できる自動車運搬船「M/V RAMHAN」が同港へ寄港。同港で過去最大となる船舶で、779台相当の車両を27時間で荷揚げし、新たな荷役記録を更新した。
また、タンザニア港湾局との連携により、自動車専用船(PCTC)による貨物取り扱いへ移行したことで、大型車両の荷役作業の迅速化と安全性向上を実現した。一般貨物輸送からの転換により、港全体の処理能力やサービス品質も向上したという。
人材育成にも力を入れており、ターミナルでは2900人以上のタンザニア人を雇用。国際基準に基づく荷役や安全、緊急対応の訓練を実施し、港湾運営の高度化を支えている。
DPワールドは、ダルエスサラーム港への継続的な投資を通じて、タンザニアおよび東アフリカ地域の貿易競争力向上と経済成長を後押しする。
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