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カワサキ、宅配向け「電動3輪カーゴ」を来春発売

2022年6月14日 (火)

▲noslisuカーゴ仕様(出所:カワサキモータース)

荷主カワサキモータース(兵庫県明石市)は13日、電動3輪ビークル「noslisu」(ノスリス)シリーズの新モデル「ノスリス電動アシスト自転車カーゴ仕様」を2023年春に発売すると発表した。

ノスリスは豊富な積載性と安定感のある走行、独自の機能美が特徴。ノスリスカーゴ仕様は「より大容量の荷物を積載したい」との要望に応えるために開発した新モデルだ。車体中央に積載スペースを確保することで、「ノスリス電動アシスト自転車仕様」「ノスリスフル電動仕様」を上回る大容量の積載性を実現した。

新形状フレームと、これまでのノスリスをベースにリンクを追加した独自の前2輪操舵機構を採用することで、大容量の積載スペースを確保しながら2輪自転車に近いハンドリング特性を実現。パイプの太さやカラーリングにこだわり、機能美あふれるスタイルを追求する。

さらに、モーターサイクルの設計技術を生かして、荷物の積載に最適化したレイアウトを実現。120リットルの積載スペースを装備。荷物を積載した状態でも安定感のある走行を可能にするために、ステアリングやシートの位置を見直し、車体中央付近の低い位置に積載スペースを設定した。

宅配業や小売での配送業務や工場内の搬送など、さまざまな物流シーンでの活用が可能なほか、ベース車両に環境や人にやさしい「ノスリス電動アシスト自転車仕様」を採用しているため、物流業界におけるカーボンニュートラルの実現や運転免許を持たない人材の活用など、用途に応じて自動車に代わる代替輸送手段として貢献する。

カワサキモータースは今後、事業用途だけでなく一般消費者に向けた販売も予定。高齢者や免許非取得者による大容量荷物の気軽な積載・移動を実現することで、多様化するライフスタイルにおいて、新たな可能性を提案していく。ノスリスシリーズで新たなビジネススタイルやライフスタイルを提案するとともに、今後も社会課題であるモビリティーにおけるカーボンニュートラルの実現、さらには近未来モビリティーによる人間とモノの移動の変革に取り組んでいく。

カワサキモータースは、大阪市住之江区のインテックス大阪で6月22日から3日間開催される「第3回関西物流展」に参加。自社ブースでノスリスカーゴ仕様を展示する。さらに、7月2日から2日間、同吹田市の万博記念公園で開催される「MOTOR CAMP EXPO(モーターキャンプエキスポ)2022」において、展示と試乗会を実施する。

なお、今回出展するノスリスカーゴ仕様は参考出展モデルだ。正式名称や製品詳細、発売時期、販売価格、販売方法などの詳細は、決定し次第、ウェブサイトで発表する。

■noslisuウェブサイト
https://noslisu.jp/