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SkyDrive、「空飛ぶクルマ」離発着場モデル作成へ

2022年6月17日 (金)

(出所:SkyDrive)

ロジスティクス「空飛ぶクルマ」「物流ドローン」を開発するSkyDrive(スカイドライブ、愛知県豊田市)は16日、建設コンサルタントの長大と総合建設会社の大林組の2社と協働で、空飛ぶクルマの離発着場にかかるモデル作成を進めると発表した。

スカイドライブは「100年に一度のモビリティ革命を牽(けん)引する」をミッションに掲げて、空飛ぶクルマと30キロ以上の重量物を運べる物流ドローンの開発を進めている。2019年に国内で初めて空飛ぶクルマの有人飛行に成功。現在は2人乗りの機体を開発中だ。25年には大阪ベイエリアにおいて空飛ぶクルマを利用したサービスの開始を目指している。

空飛ぶクルマの実現には、離発着場の標準化が必要だ。明石海峡大橋や瀬戸大橋をはじめとする国内外の橋梁設計技術に強みを持ち、ヘリポート付き病院の設計や環境アセスメントや道路騒音調査なども手掛ける長大と、総合建設会社として国内外で数々の実績がある大林組が、空飛ぶクルマの産業創造やモビリティー進化の趣旨に賛同したことから、スカイドライブとともに3社で離発着場の標準化に向けたプロジェクトを推進することとなった。

スカイドライブは機体情報や設備に関する情報や知見をもとに、長大と大林組の持つ環境や交通システム、設計・施工の知見や技術を総動員することで、空飛ぶクルマの離発着場モデル作成に向けた検討を進めていく。その過程で得られた経験をもとに、22年度より開催される「空の移動革命に向けた官民協議会 離着陸場ワーキンググループ(WG)」にて、空飛ぶクルマの実用化に向けた提言を検討している。