ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

JPR、デジタコデータ連携で共同輸送を推進

2022年6月20日 (月)

産業・一般日本パレットレンタル(JPR、東京都千代田区)は20日、運営する共同輸送マッチングサービス「TranOpt」(トランオプト)に、トランストロン(横浜市港北区)が製造販売するデジタコのデータを連携させる取り組みを開始すると発表した。

連携するデータは、トランストロンのデジタコが収集したトラックの発着地や年間出荷便数など。今回の連携によってトランストロン製品の利用企業、トランオプトの利用企業双方に共同輸送の機会を創出する効果が期待される。

▲両社のサービスイメージ(出所:日本パレットレンタル)

JPRのトランオプトは、システムに自社の運行情報を登録することで、共同輸送できる相手をマッチング。実車率平均93%を誇る共同輸送を実現する。運行経路の発着地情報に加えて、季節波動などの情報を付加できる仕様としている。

トラックドライバーの時間外労働時間に上限規制が設けられる、いわゆる「物流の2024年問題」が差し迫る中、限られた輸送能力を活用する施策として共同輸送への関心は高まりつつある。JPRの共同輸送マッチングサービスの基盤に、トランストロンによる共同輸送の基礎となるデータ蓄積を融合し、互いの顧客の実車率・積載率向上などの課題解決に寄与することを目指す。

両社は今後、顧客の協力を得てトライアルを実施。その成果を踏まえて今秋をめどにサービス連携を開始する予定だ。