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三菱重工系、配送車両向け冷凍空調装置で技術賞

2022年6月23日 (木)

認証・表彰三菱重工グループの三菱重工サーマルシステムズ(東京都千代田区)は23日、同社が開発するプラグイン式のハイブリッド輸送用冷凍ユニットが日本冷凍空調学会の技術賞を受賞したと発表した。

ユニットは宅配用途の配送車両に搭載できることから、国内外で好評を博しているという。プラグイン構造の商用電源と冷凍機専用発電機のハイブリッドシステムにより、走行・停止など車両の運転状況に合わせ、プラグイン充電、走行充電、バッテリー充電の自動切り替えを可能にした。

また、冷凍機はバッテリー残量、庫内温度に応じて3つの電力モードからから適当なモードが選択され、自動的な庫内温度の維持と、従来比14-54%のエネルギー消費量削減を実現する。配送ドライバーの作業負荷低減だけでなく、CO2削減に資する機能を持ち合わせている。


▲プラグインハイブリッド輸送用冷凍ユニット(出所:三菱重工業)

日本冷凍空調学会の技術賞は、冷凍・空調分野、食品冷凍・低温生物分野・医療分野における新しい冷凍空調技術の中から、優れた技術業績を評価する。このユニットが環境性能に関する賞を受賞したのは、2019年度の省エネルギーセンターが主催する省エネ大賞の資源エネルギー庁長官賞(輸送分野)に次いで2度目。