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経産省、28日も「電力需給ひっ迫注意報」継続へ

2022年6月27日 (月)

(イメージ)

行政・団体経済産業省は27日、東京電力管内の電力需給が厳しくなる見込みであるため電力需給ひっ迫注意報を28日も継続すると発表した。15時から18時までの時間帯は特に電力需給が厳しくなると想定。冷房などの活用で熱中症に注意しながら、できる限りの節電を求める。

東京電力管内における27日の電力需要は、東日本大震災の発生した2011年以降の最高水準で推移。28日も厳しい暑さが続くと予想され、電力需要はこの時期としてはまれな極めて高水準で推移すると見込まれることから、引き続き電力需給ひっ迫注意報を継続することとした。

火力発電の出力増や連系線を活用した電力融通など、28日もあらゆる供給力対策を実施する予定だが、16時から17時までの時間帯を中心に予備率が5%を下回る厳しい電力需給状況が続く見込みだ。

物流業界では、事務所での節電など厳しい電力需給への対応策を講じる動きが広がり始めた。しかし現場では使用電力の削減の余地は小さいのが実情だ。気象庁は27日、関東甲信と東海、九州南部で梅雨明けしたとみられると発表。既に節電を含めたコスト削減を推進している各社にとっては、例年以上に過酷な夏になりそうだ。