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欧州トラック3社の合弁準備完了、充電網構築

2022年7月11日 (月)

(イメージ)

国際フォルクスワーゲンなどのトラック部門が集まったトレイトングループ(ドイツ)と、ダイムラー・トラック(同)、ボルボグループ(スウェーデン)の欧州トラックメーカー3社は8日、1年前に発表した大型電気トラック・バス用の充電ステーションの設置計画に関して、設置・運営の担い手となる合弁会社の設立準備が完了したと発表した。

この合弁会社は2021年7月に3社が設立協定に合意し、同年12月に合弁契約を締結していた。合弁会社は、オランダのアムステルダムに拠点を置き、欧州で充電ステーションのネットワークを構築する。50年までにカーボンニュートラルな貨物輸送を目指すというEUのグリーンディールを推進する役割が期待されている。

欧州全域の高速道路や物流拠点に、少なくとも1700基の高性能グリーンエネルギー充電ポイントを設置・運営する予定だ。3社均等で総額5億ユーロ(約695億円)を投資する。欧州の大型トラックへの充電インフラへの投資としては過去最大規模になると想定される。

3社はことし中に、合弁事業のブランド名など詳細な情報を公表するとしている。

トレイトンは、フォルクスワーゲンのトラック・バス部門のほか、スカニア(スウェーデン)やマン(ドイツ)など複数のメーカーの商用車ブランドを持っている。