財務・人事サカイ引越センターが29日発表した2023年3月期第1四半期連結決算は、売上高が前年同期比8.7%増の302億5400万円、営業利益が36.0%増の48億9300万円、経常利益が35.7%増の49億5200万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が62.7%増の35億3300万円で、第1四半期としては3年ぶりの増収増益だった。
前期に引き続き、新型コロナウイルス禍での業務に対する報奨として特別手当の支給や賞与の増額などを推進したことから経費が増加。しかし引越単価が上昇したほか経営資源を効率的に活用して受注を取り込んだ取り組みが奏功した。作業件数は前年同期比0.6%減の21万8667件となったものの単価が6.8%上昇したことから、引越事業は好調に推移した。
2023年3月期の通期連結業績予想は、ことし5月6日に公表した数値を据え置いた。