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Datumix、AI開発を支援するサービス開始

2022年8月12日 (金)

(出所:Datumix)

サービス・商品デジタルツイン技術で物流DX(デジタルトランスフォーメーション)を支援するDatumix(データミックス、東京都豊島区)は12日、AI(人工知能)開発をサポートするAI最適化サービス「OptAce」(オプトエース)の提供を開始したと発表した。

膨大な量のデータを処理・分析しながら自ら考え学習するAI技術の活用事例は多種多様な広がりを見せており、これから開発に取り組もうと考えている企業も少なくない。しかしAI開発には多くの費用と工期がかかるほか、高度な技術を持つ人材に対する人件費もハードルを上げているのが実情だ。開発は高度になればなるほど工数がかさむため、開発費用も高額化する傾向にあり、こうしたコストが開発推進を妨げる要因になっている。

さらに開発後の運用面においても、開発と運用に求められる技術は異なることから幅広い対応や連携が難しく、結果的にシステム運用に工数がかかってしまうのも課題だった。

オプトエースはこうした開発費用と運用における課題解決を目指し、AI開発のハードルをグッと下げることを目的にしたサービスだ。

既存のツールやフレームワークをパーツのように組み合わせることで、通常は6か月以上かかるAI開発における工数を大幅に削減。コスト削減と短期間でのデプロイを可能とする。

さらに、運用面に配慮したサービス展開も特徴だ。データミックスはAI運用専門チームを配置してAIモデルの最適化効果を常に監視することにより、導入後の業務変化に合わせて精度向上を目指した再学習のタイミングを適切に支援する。

AI開発後の運用技術に関するノウハウを蓄積している企業はまだ少ないのが現状だ。データミックスは実際の運用だけでなく監視や更新の観点でのサービス展開とともに、導入先のシステムに合わせた最適なAIモデルの提案や更新、組み込みを行うSI(システムインテグレーション)領域にも注力していく。