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センコーGHD1Q、物流事業の取扱量回復で増収増益

2022年8月12日 (金)

財務・人事センコーグループホールディングス(GHD)が12日発表した2023年3月期第1四半期連結決算は、営業収益が前年同期比11.6%増の1653億4500万円、営業利益が14.5%増の69億7300万円、経常利益が16.5%増の74億3000万円、最終利益が20.7%増の43億6300万円で、第1四半期としては2年連続の増収増益だった。

物流事業は、営業収益が前年同期比10.8%増の1159億5600万円、セグメント利益が10.6%増の63億3800万円で増収増益だった。経済社会活動の正常化の動きに伴う物量の回復が見られるなかで拡販や料金改定に取り組むとともに、前期に実施したM&Aの収益が寄与した。

商事・貿易事業は、営業収益が9.2%増の386億6700万円、セグメント利益が25.3%減の4億7000万円で増収減益だった。前期に連結子会社化した家庭紙卸売企業の収益が寄与。拡販やコスト改善などに努めたものの、円安によるテイクアウトやデリバリーに使用する包材などの仕入れ価格が上昇し利益を圧迫した。

2023年3月期の通期連結業績予想はことし5月13日公表の数値を据え置き、営業収益7000億円、営業利益267億円、経常利益270億円、最終利益160億円とした。