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L&F燃料電池フォーク刷新、価格30%下げ耐久性2倍

2022年9月13日 (火)

▲新型燃料電池フォークリフト(出所:豊田自動織機)

サービス・商品豊田自動織機のトヨタL&Fカンパニーは13日、既存製品に比べて販売価格を30%抑えた燃料電池フォークリフトを発売する。現行車と比べ、燃料電池(FC)システムコストを大幅に低減、車両価格を30%安くしつつ、耐久性を2倍に引き上げた。

新型FCフォークリフトのFCシステムを大幅に改良するのは6年ぶりで、2020年発売のトヨタ「MIRAI」(ミライ)のFCセルを使用し、独自に開発した発電システムによってFCセル数を減らしながら、現行車と同等の出力を実現した。

FCセル以外にもMIRAIとの共用部品を増やすとともに、システム全体の部品点数を削減し、コストを抑えた。さらに、セルの劣化を抑制する発電制御を採用し、耐久性を現行比で2倍に高めた。

本体の定格荷重は1.8トン、サイズは全長2030ミリ、全幅1075ミリ、全高1980ミリで車両重量は3050キロ。定格出力は8キロワット、システム電圧48ボルト、水素充てん圧は35メガパスカル、搭載量は1キロで、3分間の充てんで8時間稼働する。

電源機能としてはAC100ボルトを確保し、1キロワットの状態であれば13時間使用できる。標準仕様の希望小売価格は消費税別で998万円。1台につき上限55万円の環境省補助金制度を利用することができる。

■L&F燃料電池フォークリフト紹介動画