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平田機工、離散事象解析3Dシミュで案件6割増

2022年9月13日 (火)

▲平田機工が手掛ける自動車関連生産設備(出所:ゼネテック)

荷主ゼネテック(東京都新宿区)は13日、生産設備メーカーの平田機工(熊本市北区)が離散事象解析3Dシミュレーションソフト「フレックスシム」を導入し、顧客向け物流解析業務の生産性を高めて案件数が6割増加する効果を確認したと発表した。

平田機工は自動車・家庭用電化製品・半導体製造装置メーカーを顧客に、その要望に応じた生産システムの製造・販売を行う生産設備メーカーで、技術革新に注力して業務のDX化や最新ツールの導入を進めている。

最近は特に自動車業界、家電や半導体の製造工場、物流倉庫で自動化・省力化のニーズが高まっていることを受け、従来型の生産システムだけでなく自律走行型搬送ロボット(AMR)を使用した生産システムに対応できるシミュレーションツールを探していた。

そこで、将来の生産システム全体をデジタル空間に再現し、生産システムの最適化に役立つツールとしてフレックスシムを代理店のゼネテックから導入。さまざまな搬送コンポーネントを再現したシミュレーションが可能となり、解析結果の正確性・解析業務の効率を改善して案件数の増加につなげた。


▲フレックスシムの3Dシミュレーション映像

平田機工の井芹隆史氏(グローバル事業本部営業技術部課長)は「さまざまなソフトを独自のベンチマークで評価した結果、AMRの干渉回避を含めたシミュレーションに対応でき、当社の業態に最適なソフトはフレックスシムだった」と導入の経緯を説明している。