サービス・商品SIPグローバルパートナーズ(東京都港区)は16日、産業用ロボットのモーションプランニング(動作計画)を手掛ける米リアルタイムロボティクスに出資したと発表した。
これを含め、リアルタイムロボティクスは総額1440万ドル(20億円)の資金を調達した。リアルタイムロボティクスは、産業用ロボットや自動運転車向けの衝突を回避するモーションプランを1000分の1秒単位で高速生成する技術を持ち、ロボットが構造化されていないワークスペースで協調作業や動的障害物に対しても避ける経路をリアルタイムに調整し、オートメーションをさらに加速させるソリューションを手掛ける。
資金調達に合わせて、新たなソフトウエア「ラピッドプラン」を公開。自動車や物流などのアプリケーション内で産業用ロボットのプログラミング、展開、制御を自動化し、ロボットメーカーごとに独自のプログラミングが必要なくなる。
ソフトウエア環境内で、利用者はワークセルのデジタルツインシミュレーションを作成し、ロボットと目的点を指し示してクリックするだけで、衝突を回避するタスクプランが視覚化される。これにより、プロジェクトあたりのプログラミング時間を数週間から数か月節約できるようになる。