国際米国プロロジス5月19日、米国コロラド州デンバーで同社が所有・運営する物流施設の屋根に太陽光発電システムの実験場を開設したと発表した。今後の取り組みを効率化・強化する狙い。
今回開設した実験場には8社の米国企業が開発した99枚の太陽光発電モジュールを設置。合わせて11キロワットの発電能力を有している。実験場ではすでに発電を開始しており、単結晶型シリコン、薄膜電池をガラスに挟み込んだタイプ、薄膜電池を変形可能なシートに組み込んだタイプなど、様々な種類のモジュールを採用した太陽光発電システムの技術を並べて比較している。さらにこれらの太陽光発電システムは16の独立したシステムで構成されており、個々のシステムの発電データを計測監視することが可能。
プロロジスは現在フランス、ドイツ、日本、スペイン、米国で32棟の施設屋根、合わせて約98万5000平方メートルに、計24.6メガワットの太陽光発電システムの導入を進めている。