荷主凸版印刷は9月29日、自社開発した世界最高水準のバリア性能を持つフィルム「GL BARRIER」(GLバリア)をパッケージに活用し、賞味期限を通常比7倍に延長した食パン「凸パン」(トッパン)を無料配布するイベントを都内で開催した。国連が制定する「食料ロス・廃棄啓発のための国際デー」(9月29日)にちなんだ催しで、フードロス問題への啓発が目的。
食パンのパッケージに採用しているGLバリアは、独自のコーティング層などを組み合わせた多重構造が特徴。安定したバリア性能で食品にとどまらず、医療や産業資材など幅広い分野で利用されている。
凸版印刷が包材とデザインを提供し、洋菓子メーカーのドロキア・オラシイタ(大阪市西区)が開発製造した。パンのフレーバーには調査で判明した「フードロスしがちな野菜」とされる人参、南瓜、生姜の野菜3種類を使用している。