石炭輸送船「松風丸」が豪州に初入港、商船三井

国際商船三井は25日、世界初のウインドチャレンジャー（硬翼帆式風力推進装置）を搭載した石炭輸送船「松風丸（しょうふうまる）」が豪・ニューキャッスルに初入港し、24日に現地で式典を行ったと発表した。

発表によると、松風丸は10月7日に完成。東北電力の専用船として、主にオーストラリアやインドネシア、北米などからの石炭輸送に従事する。従来の同型船と比べて、ウインドチャレンジャーの導入による温室効果ガス削減効果は日本-豪州航路で5%、日本-北米西岸航路で8%を見込む。

現地政府は2050年までにネットゼロ・エミッションを実現する政策を掲げている。世界最大の石炭輸出港であるニューキャッスルの地元港湾関係者の間では、生活基盤を支えるエネルギー資源の輸送に従事しながら、脱炭素に貢献する松風丸への期待と関心が高く、日豪両国の多くの関係者に温かく迎え入れられ初荷役となったという。

▲（左から）ニューキャッスルに入港する松風丸と、入港式典の様子（出所：商船三井）

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LOGISTICS TODAY編集部
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