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現代自のFCトラック、スイスで500万キロ走行達成

2022年10月31日 (月)

(出所:現代自動車)

国際韓国の現代自動車は27日、同社の燃料電池大型トラック「XCIENT Fuel Cell」(エクシエント・フューエル・セル)が輸出先のスイスで、2年間で500万キロ以上の走行を達成したと発表した。

それによると、同社は2020年から水素で動く燃料電池トラック47台をスイスに輸出し、現地の23社が配送などに現在も使用している。その累積走行距離がこのほど500万キロに達した。同社はこの実績をもとに、燃料電池トラック関連の事業を欧州全域に拡大していく方針だ。

同車両は、90キロワットの燃料電池スタックが2基ついた水素燃料電池システムを搭載する。350キロワットの高性能モーター、計31キロの貯蔵能力を持つ7つの大型水素タンク、出力72キロワット時の3つのバッテリーセットを備える。水素は8分から20分でフル充填でき、充填1回当たりの航続距離は400キロ以上だ。

現代自はことし8月にドイツ市場にも参入しており、現地企業7社が同車両を物流に活用する予定だ。ドイツ政府から資金提供も受けるという。また、アメリカでも環境保護庁の交付金を獲得し、オークランド港で来年半ばから運用が始まる環境関連プロジェクトに30台を提供する。カリフォルニア州でも同車両が配備されることになったという。

▲燃料電池大型トラック「XCIENT Fuel Cell」

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LOGISTICS TODAY編集部
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