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重量超過違反車20台超に行政指導、国など合同取締

2022年11月10日 (木)

▲マットスケールを使った重量計測の様子(出所:国土交通省)

行政・団体国土交通省は9日、首都圏に出入りする重量超過違反車両などを対象に、関係機関とともに大規模な同時合同取り締まりを実施し、違反車両23台に対して指導警告などの行政指導を行ったと発表した。違法車両の走行による道路への損傷や重大事故の削減を目的に、高速道路の料金所などで大型車両の通行適正化を推進した。

合同での取り締まりは、大型車通行適正化に向けた関東地域連絡協議会が同日、関東・甲信エリアで過去最大となる21か所で実施。首都高、東日本、中日本の各道路管理者を中心に、警察、運輸支局が連携した。計測した75台のうち道路法違反で15台が指導警告、7台が措置命令を受けた。また、道路運送車両法違反で車両60台のうち1台に整備命令を出した。

同協議会では、特に道路構造物を劣化させる主な要因である違法な重量超過車両への取り組みを強化している。さらに、今回は近年増加している大型車両の車輪脱落防止事故の啓発活動「お・ち・な・い」についてもドライバーに周知した。

発表によると、国内の道路インフラは建設からまもなく50年以上を迎え、老朽化しているため長寿命化が課題。中でも、重量超過車両による道路橋の劣化への影響は甚大。軸重が基準の2倍を超過して走行した場合、1台で10トン車の4000台分以上の走行に相当するという。

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LOGISTICS TODAY編集部
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