拠点・施設西日本鉄道は28日、佐賀県鳥栖市で同社初となる賃貸型物流施設「MID LOGI(ミッドロジ)鳥栖」の開発に着手すると発表した。9月に着工し、2026年10月の完成を予定している。
建設地は国道3号線に面し、九州自動車道・鳥栖インターチェンジ(IC)から車で2分と交通至便な立地。福岡・長崎・熊本など九州各地への広域輸送に加え、福岡空港や佐賀空港、博多港まで1時間圏内に位置しており、陸・海・空を組み合わせた複合輸送拠点としての利便性が見込まれる。JR弥生が丘駅から徒歩10分圏内という条件も、人材確保の面で優位性がある。

▲MID LOGI鳥栖完成イメージ(出所:西日本鉄道)
施設は敷地面積7271平方メートル、延床面積1万307平方メートルの鉄骨造3階建て。床荷重は1平方メートル当たり1.5トン、梁下有効高さは5.5メートルと汎用性の高い仕様を採用した。1フロア当たり3000平方メートルを確保し、荷物用エレベーター1基と垂直搬送機2基を設置することで効率的な荷役動線を整える。
また、省エネ性能で「ZEB Ready」認証を取得予定で、環境負荷低減にも配慮した。駐車スペースはトラックバース9台、待機場3台のほか、乗用車39台分を確保する。
西鉄が新設した物流施設ブランド「MID LOGI」は、「MID」(中央)と「Logistics」(物流)を組み合わせたもの。地域の物流を支える基幹拠点として位置づけ、多様なニーズに応えるとともに地域経済の活性化につなげたい考えだ。
所在地:佐賀県鳥栖市永吉町字土取598-5ほか
敷地面積:7271平方メートル
賃貸面積:1万307平方メートル(事務所部分含む・1棟貸し想定)
構造・規模:地上3階建て、鉄骨造
アクセス:九州自動車道・鳥栖IC1キロ、JR鹿児島本線・弥生が丘駅から800メートル、博多港など福岡市中心部まで車で30分
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