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マースク、比ルソン島で大規模倉庫を着工

2022年11月14日 (月)

国際欧州海運大手のA.P.Moller-Maersk(A.P.モラー・マースク、デンマーク)は10日、フィリピン北部ルソン島のラグナ州カランバで、大規模倉庫を着工したと発表した。前日に起工式を行い、2023年末に完成する予定だ。マースクのフィリピンでの倉庫・物流拠点が大きく強化されるとしている。

それによると、新倉庫は首都マニラから車で1時間の場所にあり、広さ10万平方メートル。複数の大手製造業者が運営する地域の工業センターに隣接する。パレット7万5000枚分の保管能力があり、自動仕分けやヤード管理システムなど最先端の機能を備える。建物は、地元の不動産会社から15年間の契約でリースする。

小売、製薬、EC(電子商取引)事業者向けの施設とする計画で、マースクが買収した物流企業のLF Logistics(香港)にチームを発足させ、運営させる。周辺地域には800人の雇用創出効果があるという。

LF社はこれまで20年にわたってフィリピンで物流ネットワークを構築してきた。マースクはLF社の強みと新倉庫を組み合わせ、フィリピンでのサプライチェーンの効率化を進める戦略だ。

▲起工式でのくわ入れの様子(出所:A.P.Moller-Maersk)

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LOGISTICS TODAY編集部
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