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ヤマト、JALと4路線でLCCを1日21便運航

2022年11月22日 (火)

▲受領したエアバス(出所:ヤマトHD)

ロジスティクスヤマトホールディングス(HD)と日本航空(JAL)は22日、2024年4月から運航を開始する貨物専用機の運航に関する路線と便数について、東京・北九州間など国内4路線で1日計21便を計画していると発表した。

運航するのは、東京(成田・羽田)-北九州、東京(成田・羽田)-札幌(新千歳)、東京(成田)-沖縄(那覇)、沖縄(那覇)-北九州の路線。運行会社はジェットスター・ジャパンから、JAL連結子会社でLCC(格安航空会社)のスプリング・ジャパンに変更する。グループ内LCC事業基盤を強化するとともに、運航開始に向けてグループ全体で準備を加速させる。就航予定の各空港で必要な機材の導入や施設関連の整備を進め、運航や貨物のハンドリングに必要な人員確保も両社で進める。

運航計画は関係当局への申請を前提にしたもので、現在受領しているエアバスA321P2F型機2機と23年2月に受領予定の1機を加えた3機すべてが稼働した後に実施される。

旅客機から貨物専用機への改修作業は23年3月からシンガポールで順次開始する。改造プログラムは、エアバス社などが設立した貨物専用機への改修を専門に手掛ける、独EFW社との契約に基づいて行われる。


▲機体改修イメージ。(左から)メインデッキカーゴドア、メインデッキ内。

両社はことし1月、持続的かつ強靱な物流網の構築や輸送ネットワークの効率化に向け、首都圏から各地への長距離輸送に貨物専用機の運航を始めると発表。ヤマト側が機体を導入し、JALグループが運航を担うスキームで、ドライバーの人手不足や環境問題への対応に取り組む方針を明らかにしていた。

ヤマト、国内長距離輸送に貨物専用航空機3機を導入

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