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医薬品など混載輸送をドローンで、トルビズオン

2022年12月5日 (月)

▲e-VTOL型無人航空機(出所:トルビズオン)

調査・データトルビズオン(福岡市中央区)は5日、オンライン服薬指導とe-VTOL(イーブイトール)型ドローン(無人航空機)による処方医薬品の混載便輸送を鳥取県内で2回目となる実験を行ったと発表した。同日に解禁された改正航空法による第三者上空飛行を見据え、同県全域でのドローン空路網構築を検討する、としている。

発表によると、実験は1日、徳吉薬局とNEXT MOTION(いずれも鳥取市)が参画し、同県と鳥取市などの協力も得て産学官で連携して実施した。平時に中山間地で複数の患者に対して、処方医薬品の配送とオンライン服薬指導に加えて、帰り便でピザを宅配する想定で行われた。

機体は市内の河川敷広場から旧神戸小(11キロ)、同所から市立江山学園(5.3キロ)のルートを飛行し、医薬品や食品などを搬送した。患者3人が市内の病院で診察を受けた後、徳吉薬局の市役所前で処方箋の受け付けと支払いをした。さらに、自宅近くにある旧神戸小で処方された医薬品を受け取り、薬剤師によるオンラインの服薬指導を受けた。

また地域住民の協力やドローンへの理解を深めてもらう必要があるなどとして、飛行ルート下の土地所有者について、実証実験だけでなく今後のドローン飛行に関する合意も取得した。


▲飛行実証の様子

▲医薬品を届けた後、帰り便ではピザを宅配

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LOGISTICS TODAY編集部
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