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日立のクラウドが進化、SCプラットフォームに

2022年12月6日 (火)

サービス・商品日立製作所は6日、これまで25年にわたって企業間取引を支援してきたクラウドサービス「TWX-21」を、組織横断のデータ活用を支援するサプライチェーンプラットフォームに進化させると発表した。それにより、市場ニーズやビジネス環境の変化に素早く対応するダイナミックサプライチェーンが実現できるという。

発表によると、TWX-21はこれまで8万5000社以上の顧客の受発注業務などを支えてきた歴史あるクラウドサービスだ。

ダイナミックサプライチェーンとは、需給への影響をとらえて変動するサプライチェーンのことで、人々の価値観や社会の変化、自然災害、パンデミックなど想定外のリスクに対応するために、顧客や市場起点で素早くサプライチェーン全体が協調・同期する仕組みのこと。

それに向けたTWX-21の進化は3段階で行う。第1段階は12月6日で、TWX-21の新サービスとして「サプライチェーン最適化サービス」を追加する。サプライチェーン全体をデジタル的に複製し、サイバー空間上に再現して市場の需要変動に合わせた生産や出荷などの計画立案を支援するサービスだ。全体を俯瞰した最適な計画立案が可能になるという。

▲サプライチェーン最適化サービスのイメージ(出所:日立製作所)

第2段階は、2023年3月をめどにTWX-21のサービス体系を刷新する。TWX-21の各種サービスを用途別に統合した上で、5つのサービスに分類し直す。

3段階目は次の3つの機能を順次付加していく。(1)ESG(環境・社会・ガバナンス)を考慮したパートナー選定を支援する機能(2)有事に供給網が寸断されたときの影響を最小限にとどめる機能(3)日立グループのほかのサービスと組み合わせてのサプライチェーンの高度化――。日立はこれらのプロセスを経て、顧客の企業価値向上やDX(デジタルトランスフォーメーション)実現を支援していくとしている。

▲サプライチェーンプラットフォームのめざす最終型イメージ

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LOGISTICS TODAY編集部
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