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米エマソン、韓国の商用車水素供給施設に技術提供

2022年12月8日 (木)

国際米電機大手のEmerson Electric(エマソン)の日本法人、日本エマソン(東京都品川区)は8日、韓国でこのほど完成した世界最大規模の商用車用水素ステーションに、自社の自動化技術が採用されたと発表した。

▲平和水素ステーション(出所:日本エマソン)

それによると、この水素ステーションの建設計画は、水素燃料の普及を目的に、韓国水素グリーンエネルギーネットワーク(KOHYGEN)社とエマソンが進めてきた。このほど全州市に完成した平和水素ステーションが第1号だ。1時間に水素300キロ、トラック15台分の水素燃料充てん能力があり、1日当たり100台以上のトラックとバスに充てんできる。これは平均的な水素ステーションの12倍という。

エマソンは、温度トランスミッターや流量計、圧力トランスミッター、プログラマブルロジックコントローラー、バルブなどのコア技術を提供した。これらの技術は、他の国にも展開できる商業的に実用化可能な水素充てんモデルだとしている。

KOHYGEN社は今後、2025年までに韓国全土の35か所に同様のステーションの建設を計画している。航空機や船舶、その他の輸送手段にも水素を燃料として提供していく構想も描いている。

両社は、安定した水素サプライチェーンの基盤を築いていくために、次世代の大容量商用燃料補給ステーションの開発でも協力していく方針だ。

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LOGISTICS TODAY編集部
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