ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

シンガポール政府、2025年めどに新技術で物流改革

2022年12月8日 (木)

国際シンガポール政府はこのほど、2025年を目標年とする自国産業の改革ロードマップ「産業変革マップ」を発表した。2016年から18年にかけて策定したマップの刷新版だ。その中で5つの改革分野の1つに「物流」を挙げ、同国がアジアの物流のけん引役となることを目標に掲げている。

産業変革マップは10月18日にヘン・スイキャット副首相兼経済政策調整相が発表した。改革分野として、物流のほかに、エレクトロニクス、精密エンジニアリング、エネルギー&化学、航空宇宙の4分野を示した。

物流に関しては、国内外の企業がシンガポールと世界の商品をシームレスに運送できるよう、シンガポールが物流のエコシステム(生態系)になることを目標とした。

具体的には4つの取り組みを示した。1つ目は「倉庫の変革」で、高度に自動化された倉庫業務を導入し、根付かせる。「goDCE」(ゴー・ディストリビューション・センター・エクセレンス)と呼ぶ倉庫アセスメントの先進的な枠組みを、各種倉庫に組み込むとしている。

(イメージ)

2つ目は「デジタル技術を活用した職務の再構築」。業界関係者や業界団体と連携し、デジタル技術の下で作業する労働者を訓練する。政府と企業が協力して物流職務を再構築する。

3つ目は「デジタル化による生産性向上」で、これも業界団体などと連携し、デジタルソリューションの採用について企業に助言する。物流に関する各種データを「見える化」し、資産やインフラなどのリソースを最適化する。

4つ目は「企業支援」で、新規領域で企業が専門能力を構築し、海外市場で成長機会を獲得できるよう、国が支援する。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com