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日本郵船、グループの在来貨物船が消息不明「海賊に拉致と判断」

2010年10月12日 (火)

話題日本郵船は11日、ケニア・モンバサ沖南南東65キロメートルを航行中の同社子会社日之出郵船運航の在来船「IZUMI」(総トン数1万4162トン)が、船主宛にSSAS(船舶保安警報装置)で警報を発信した後に連絡が取れなくなったと発表した。

 

消息不明となったのは10日9時頃(現地時間、日本時間同日午後3時頃)。日本郵船では「その後何度か本船からの一方的なSSAS警報を受信したが、こちらからの連絡がとれないため、海賊に拉致された可能性が高い」と判断。

 

一方で、関係当局からの連絡によれば、デンマーク艦船から「同船(IZUMI)が海賊に乗り込まれている」との情報が寄せられている人のことで、同社は確認を急いでいる。IZUMIは日本で主に鉄鋼製品を積載後、アフリカ・モンバサ港に向け航行中だった。

 

■「IZUMI」の概要
船名:IZUMI
総トン数:1万4162トン
全長:147.20m
船籍::パナマ
建造年:2007年
乗組員:フィリピン人20人(船長を含む)
積荷:主として鉄鋼製品
船主:フェアフィールドシッピング