ロジスティクスセイノーホールディングス(HD)とドローン開発企業のエアロネクスト(東京都渋谷区)などは、12月21日に石川県小松市で、「中山間地域におけるドローン配送」の実証実験を行った。
エアロネクストの27日の発表によると、実証実験は両社と小松市、KDDIスマートドローンによる取り組みで、ほかにエアロネクストの子会社、NEXT DELIVERY(ネクスト・デリバリー)がドローン配送に当たった。小松市松東地区の「せせらぎの郷」から「松東みどり学園」までの3キロを、日用品を載せて7分で運んだ。使用した機体はエアロネクストが開発した物流専用ドローン「AirTruck」(エアートラック)。
セイノーHDとエアロネクストはこれまでも、トラック輸送など既存物流とドローン物流をつなぎ込み、地上と空のインフラを接続する新スマート物流「SkyHub」(スカイハブ)という仕組みの構築を目指してきた。今回の実証実験もその一環で、中山間地域の高齢化率が40%を超えるという小松市の地域課題を解決するため、新たな物流の社会実装を目指す。日常品などの買い物代行や医薬品配送、災害時支援などを念頭に置いている。
また、今回、ドローンで配送した荷物の中には小松市のイメージキャラクターのグッズも含まれており、到着地では児童生徒40人が待ち受け、空から届けられたクリスマスプレゼントに喜んでいた。
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