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商船三井など4社、大洗・苫小牧間でLNGフェリー

2023年1月6日 (金)

ロジスティクス商船三井など4社は6日、茨城県大洗港と北海道苫小牧港を結ぶフェリーの燃料に、CO2排出削減に有効なLNG(液化天然ガス)燃料を使用するための基本協定を締結したと発表した。2025年から実施する。内航海運分野での気候変動対策を推進するものとして、期待が高まりそうだ。

基本協定を締結したのは、商船三井と、そのグループ会社でフェリーを運航する商船三井フェリー(東京都千代田区)、石油資源開発(JAPEX)、北海道ガス。

発表によると、LNG燃料はこのフェリー航路の新造LNG燃料船2隻に使われる。供給開始は、新造船2隻が就航する25年の予定。大洗港ではJAPEXが、苫小牧港では北海道ガスが供給する。停泊中の船に岸壁のタンクローリーから供給する「トラック・ツー・シップ方式」で行う。導管装置で船とタンクローリー4台を同時に接続することで、限られた停泊時間内に必要十分な燃料を供給できるという。

LNG燃料は、従来の燃料油に比べて、CO2の排出量を25%削減する効果が見込め、現時点で船舶燃料の低炭素化を実現する有効な手段。4社は国内でのLNG燃料の普及推進をリードし、環境負荷の低減に貢献する考えだ。

▲タンクローリー4台とスキッドによるLNG燃料供給のイメージ(出所:商船三井)

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LOGISTICS TODAY編集部
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