
▲ESR福岡甘木ディストリビューションセンター(出所:ESR)
拠点・施設ESR(東京都港区)は16日、2021年11月から125億円を投じて福岡県朝倉市で建設していた3階建てマルチテナント型物流施設「ESR福岡甘木ディストリビューションセンター(DC)」が完成したと発表した。同社にとって九州での第1号プロジェクトだ。
発表によると、22年12月27日に契約率80%以上で竣工した。ESRとして全国で38件目の竣工プロジェクトとなる。敷地面積4万266平方メートル、延床面積7万724平方メートル。大分自動車道甘木インターチェンジ(IC)から1.7キロ、九州の交通結節点である鳥栖ジャンクション(JCT)からも14キロ、JR博多駅や福岡空港、博多港にも近い。
1階は作業効率の高いワンフロアオペレーションタイプとし、2-3階は保管効率の高いメゾネットタイプで、荷物用エレベーター8基と垂直搬送機4基を標準装備し、高い縦搬送能力を備える。高圧電力の提供により、ロボティクス、冷凍・冷蔵、倉庫内空調など、テナント企業の多様なニーズに応えられる。省エネ性、環境負荷の軽減、災害への備えにも配慮した。
施設で働くワーカー(労働者)への快適性や安全性も追求したという。ワーカー用の休憩ラウンジを3階に2か所設置し、トイレは人感センサーに加え自動洗浄機能も完備、非接触型カードリーダーの導入や換気の重要性を考慮した設備など、感染拡大防止に配慮した施策も導入した。エントランス前にスロープ設置と優先駐車スペースを確保し、館内にもバリアフリー設備を備え、車いすユーザーや障害のある人にも配慮した。325台の駐車場を用意し、通勤もサポートする。
▲(左から)ドライバー用の休憩室やシャワーなど、南ラウンジ
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