三菱ケと三井化学、化学品物流標準化へ共同配送

メディカル三菱ケミカルグループと三井化学は27日、化学品物流の標準化や効率化に向けた共同検討を開始したと発表した。持続可能で強靭な化学品物流を実現するため、2022年度内から段階的に早期着手できるテーマから実行し、会社の枠を超えた横断的な取り組みをけん引する。

まず中京圏内や他のエリア向けとして共同輸送に取り組み、両社の事業所や工場が立地する地域で出荷製品を集約。輸送の共同化を推進する。中小口貨物については、西日本から関東エリアの輸送ネットワークと三井化学の東北エリアの輸送網を相互に活用する。ケミカルタンカー（液体化学品輸送船）の貸し借りや積み合わせも実施し、積載率を向上させた上でBCP（事業継続計画）の確立も目指す。貨物と車両のマッチングも試験的な運用から始め、将来的には多数企業との最適な組み合わせを行う。

SIP地域物流ネットワーク化推進協議会の活動を通じても、国や自治体、業界団体と連携しながら化学品物流の変革を進める。

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LOGISTICS TODAY編集部
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