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製鉄所のCO2を海外で貯留、日鉄・三菱商など提携

2023年1月27日 (金)

環境・CSR日本製鉄と三菱商事、ExxonMobil Asia Pacific(エクソンモービル・アジア・パシフィック、シンガポール)の3社は26日、海外アジアパシフィック圏内でのCO2回収・貯留(CCS)と、CCSバリューチェーン構築に向けた共同検討で合意したと発表した。覚書を25日に締結している。日本の製鉄所から排出されるCO2を海外で貯留する構想で、具体的な検討は世界で初めてという。

発表によると、3社は日本製鉄の国内製鉄所から排出されるCO2の回収に関する調査などを行い、エクソンモービルがオーストラリアやマレーシア、インドネシアをはじめとする海外アジアパシフィック圏でCO2貯留先を調査し、三菱商事によるCO2輸送に向けた評価を実施していく。

日本製鉄はCCSを重要な技術の一つと位置付けている。製鉄所から発生するCO2を海外で地層貯留するための貯留場所の確保や貯留インフラ、法整備の検証、コストの検討などを行う。三菱商事もエネルギートランスフォーメーション(EX)を重要な取り組みと位置付けており、海外へのCO2の輸送やCCSバリューチェーン構築を推進していく。エクソンモービルは、低炭素化が困難な業界に対し、環境負荷の低い技術を提供する事業を行っており、アジアパシフィック地域内外での排出量削減を推進する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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