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荷主日本製鉄は25日、戦略的パートナーであるUnited States Steel Corporation（USスチール）のペンシルバニア州、インディアナ州の製鉄所で、計3億ドル（110億ドル投資計画の一部）の設備投資が承認されたと明らかにした。
ペンシルバニア州モンバレー製鉄所・エドガー・トムソン工場では、製鉄副産物であるスラグをセメント原料などとして再利用するスラグリサイクル設備を新設する。投資額は1億ドルで、2026年に建設を開始する予定。副産物の販売による収益向上とともに、廃棄物や大気排出物の削減が期待される。エドガー・トムソン工場はピッツバーグ南東16キロに位置し、高炉工程を担う重要拠点となっている。
またインディアナ州ゲーリー製鉄所では、2億ドルを投じて熱延設備を改造する。これにより製造コストを削減し、自動車用鋼板や厚手ラインパイプなど高級鋼製品の生産拡大を図る。ゲーリー製鉄所はUSスチール最大の製造拠点で、一貫製鉄体制を備える。
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