ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

倉庫シェアWareX、22年はEC中継倉庫利用が顕著

2023年2月8日 (水)

(イメージ)

調査・データGaussy(ガウシー、東京都港区)は8日、運営するシェアリング倉庫サービスWareX(ウェアエックス)の2022年のサービス利用状況を公開した。それによると、寄託された貨物を業界別でみると、EC(電子商取引)が最多で20.4%を占め、機械部品が15.5%、雑貨が12.6%と続いた。

ECはモールに納品する前の中継倉庫、機械部品は取り扱うアイテム数の増加による自社保管スペース不足を補うといったニーズがあるとして、貨物の種類によって用途や目的が異なっていると分析している。輸入貨物に関しては、デバンニングやラベル貼りといった流通加工に対するニーズも強く、オプションサービスとして提供していることも明らかにした。

都道府県別にエリアごとの引き合いを調べると、最多は愛知県だった。その理由として、同社は世界的な半導体不足や新型コロナウイルス禍を契機にサプライチェーンが混乱したことで、22年上半期に大きな影響を与えたとみており、8月下旬ごろまで同県内の倉庫スペース不足が顕著だったことが背景にあると説明している。秋以降、東海エリアにおける倉庫の需給バランスは改善傾向にあるとして、23年は前年と違った傾向が見られると予想する。

一方で、EC事業者を中心に、関東広域や関西広域といった都道府県にこだわらなかったり、2か所以上の複数のエリアで倉庫を探したりするニーズも顕在化しているという。

ガウシーは21年5月のリリース当初から、稼働案件数は10倍に伸び、右肩上がりの成長を続けている。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com