シャープ、多階層自動倉庫で収納力1.5倍以上に

サービス・商品シャープは14日、収納力を拡大した多階層構造の自動倉庫「多階層ロボットストレージシステム」の受注を開始した、と発表した。倉庫の保管スペースを2階層以上の多階層構造とすることで無駄になっていた空間を活用し、季節の繁閑などに伴う在庫量の増減に柔軟に対応を可能とする。

▲多階層ロボットストレージシステムのイメージ（出所：シャープ）

発表によると、システム導入によってデッドスペースを有効活用することで、収納力が1.5倍以上に拡張するとしている。例えば、天井高5.5メートル、面積500平方メートルの倉庫に同システムを採用した場合、コンテナの収納量は5600個から8600個まで拡大する試算だ。

システムでは、自動搬送ロボットがピッキング作業者の元へ商品棚やパレットを運ぶGTP方式を採用。独自の制御システムが最大500台の自動搬送ロボを最適に配車し、2階層以上にある商品棚も1階の作業者の元にリフターで搬送する。作業者が商品棚まで足を運ぶことなく、作業効率や生産性の大幅な向上や人為ミスの抑制につながるとしている。

倉庫の規模に応じ、3タイプ（100平方メートル、250平方メートル、500平方メートル向け）の基本パッケージを用意。個別で商品棚の高さやサイズ、搭載重量などのカスタマイズも可能としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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