シャープ、倉庫向けシステムで効率化・生産性向上

サービス・商品シャープは25日、倉庫の収納力拡大とピッキング作業の効率化や生産性向上を目的として「ロボットストレージシステム」を開発したと発表した。品物を格納する専用棚を建物の天井高に合わせて設計し、倉庫上部の空間を有効活用することで収納力を拡大することで、在庫量に合わせた柔軟な対応が可能だ。

▲「ロボットストレージシステム」のイメージ（出所：シャープ）

自動搬送ロボットは、バランス設計により高所のコンテナの移載にも対応し、最大5.3メートルの高さに収納されたコンテナもぐらつきを抑えて取り出し、ピッキング作業者まで運搬する。

上下に伸びたフレームは5.3メートルから3.6メートルの間で伸縮可能なので、防火シャッターや梁などにより高さが限られる場所でも走行可能。さらに、同社独自の集中制御システム「AOS」（AGV Operating System）により、最大500台の自動搬送ロボットを一元管理し、最短経路の算出や最適な配車を実行する。

同社は、11月10日から12日に東京ビッグサイト東8ホールで開催する「SHARP Tech-Day」にて、同システムを公開。量子コンピューティング技術を活用した組み合わせ最適化処理による自動搬送ロボットの多台数同時制御や、倉庫運用の効率化を実現する技術開発の取り組みも紹介する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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