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K+N、米アラバマ州最大の国際空港と貨物輸送提携

2023年2月22日 (水)

国際世界的な物流企業のKuehne+Nagel(キューネ・アンド・ナーゲル、K+N、スイス)と米アラバマ州のBirmingham Airport Authority(BAA、バーミンガム空港公団)は21日、貨物輸送に関する提携を結んだと共同発表した。BAAが運営する州内最大の空港、バーミンガム・シャトルズワース空港(BHM)にK+Nの拠点を設け、K+Nの国際貨物便をことし4月から毎週運航させる。第1便は4月2日にドイツのシュツットガルトから到着する予定だ。

▲バーミンガム・シャトルズワース空港(出所:Kuehne+Nagel)

発表によると、BAAが特定の物流会社と提携するのは今回が初めて。K+Nにとっても北米のセカンダリー空港(非基幹空港)に拠点を設けるのは初となる。提携により両社は地域企業の貨物ニーズに対応し、バーミンガムは米国南東部の貨物輸送の重要拠点の1つとなる。

同空港では新しい航空貨物施設の建設計画が進んでいる。2022年に設計を終え、ことし5月に着工、建設期間は10か月間を予定している。K+Nは新施設ができるまでは空港内の他社の格納庫で業務を行い、新施設完成後に移転する。

K+Nのグレッグ・マーティン上級副社長は「この提携により、当社はアラバマ州に初めて拠点を構える。BHMの最初のロジスティクスパートナーとなり、大規模空港でのボトルネックを回避し、より早く手頃な価格で確実に貨物を最終目的地に届けるためのお手伝いができる」とコメントしている。

今回の提携は、K+Nにとって自動車産業や製薬業界の輸送需要に応える大きな意味を持つ。同空港では温度管理ができる貨物保管スペースなどが使える。BAAにとっても、大手物流企業との提携は航空貨物事業の拡大という空港の長期ビジョンの実現を近づけるものとなる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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