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いすゞ「エルフ」11.8万台リコール、原動機部品交換

2023年2月24日 (金)

▲エルフ(出所:いすゞ自動車)

行政・団体国土交通省は24日、いすゞ自動車から小型トラック「エルフ」についてリコールの届け出があったと発表した。不具合箇所は、原動機のバキュームポンプカップリングと呼ばれる部品。現時点で事故の報告はないという。

小型トラック用エンジンで、バキュームポンプカップリングとカムシャフト間の隙間が大きいために、使用を続けると、カップリングとカムシャフトのはまり合う部分で異常摩耗が発生してカップリングが破損。バキュームポンプが作動不良となりブレーキ警告灯やバキューム警告灯が点灯し、クラッチやブレーキの操作が重くなるほか、カムロータの折損やバリアブルバルブタイミング機構の位相ずれによりエンジン始動も不良となる。その結果、最悪の場合はエンジン停止に至るおそれがあるという。

リコールの対象は、エルフとOEM(相手先ブランド製造)の日産自動車「アトラス」、マツダ「タイタン」の3車種で2018年2月26日から22年11月25日までに製造された計11万8014台。いすゞ自動車は、全車両を対象にバキュームポンプカップリングを交換する。カムシャフトについても、はまり合う部分を点検して摩耗量が基準を超える場合は新品に交換する。

■改善箇所説明図
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001588538.pdf

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LOGISTICS TODAY編集部
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