ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

EVラストマイルで災害時に給電を、団体が本格始動

2023年2月28日 (火)

環境・CSR物流会社や荷主、EV(電気自動車)メーカー、ドライバーでつくる一般社団法人EV100ラストワンマイルを実現する会(LOMDEV、東京都江東区)が、2023年度から本格始動する。物流インフラ機能に加えて、災害時を想定して地域に根差した給電インフラとしても寄与するため、防災知識を持つ人材育成や給電ステーション機能づくりを加速させる。

28日の発表によると、同会に加盟するドライバーに防災カリキュラム「緊急時避難誘導員」を提供。万が一の事態に対応できるリーダー的な人材を育成する。防災有資格者が救護用品を荷台に載せて、平時からEV配送でラストワンマイル業務を担うことにより、発災時に移動型の避難給電ステーションのインフラ構築につなげるのが狙いだ。

▲緊急時避難誘導員のイメージ(出所:EV100ラストワンマイルを実現する会)

運送業者に対しては、EVの情報提供や運用、導入、ネットワーク形成の面から支援する。EV充電可能な配送現場や月極駐車場を提供するほか、EVの購入やレンタル、充電スタンドの設置、補助金や助成金の申請をサポートする。EV配送に関心がある荷主との交流なども実施する。

▲HW ELECTROの蕭偉城社長

昨年4月の団体設立から1年余りで、花キューピッド(東京都品川区)や太陽光発電事業を手掛けるエイワット(大阪府堺市)など計51の企業・団体が加盟(23年2月時点)。ことし2月にはホームページを開設するなど活動の幅を広げている。同会代表はEVファブレスメーカーのHW ELECTRO(東京都港区)の蕭偉城社長が務めている。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com