ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

横浜冷凍、千葉の次世代型冷蔵倉庫「東の拠点」に

2023年3月1日 (水)

拠点・施設横浜冷凍は1日、ちばリサーチパーク(千葉市若葉区)内に新たな物流センター「ちばリサーチパーク物流センター」が完成したと発表した。省人化・省力化に特化し、地球に優しいをコンセプトにした最新鋭の次世代型冷蔵倉庫となる。同社は圏央道沿いに計6か所、14万トンの冷蔵倉庫をすでに展開しており、創業75周年の節目に新センターが「東の拠点」として加わることで首都圏から北関東までをカバーする広域物流網が完成する。

▲ちばリサーチパーク物流センター(出所:横浜冷凍)

施設は鉄筋コンクリート造3階建て(一部鉄骨造)で、延床面積は2万5135平方メートル。場所は東関東自動車道の佐倉インターチェンジ(IC)から6キロに位置し、都内だけでなく圏央道を経由すれば北関東、東北地区へのアクセスも良好。茨城県の大洗港・北海道間のフェリー貨物の取り扱いにも対応が見込める物流の要衝地だ。

施設は、初めて作業用ロボットを使用したデバンパレタイズシステム(DPS)を導入。荷下ろし後の貨物運搬からパレットへの積み上げ、フィルム梱包まで一連の作業を自動化する。このシステムにより、従来に比べて人員は半分以下で作業できるようになる。

センターで使用するパレットは、すべてRFIDタグを埋め込んだものを使用。これまで試験運用していたが、本格的に導入してデジタル技術を活用したパレット管理も実現する。タグ付きパレットでは、パレット情報と自社システムで管理しているパレット上の商品種類や個数の実貨物情報との連携が可能になる。

さらに、省エネ化の取り組みの一環で、同社最大級の太陽光発電システムと大容量リチウムイオン蓄電池を導入。初めて「蓄電による冷蔵倉庫の冷却」を行う。

センターの社有車には電気自動車(EV)を採用し、太陽光発電システムと蓄電池を連携させた充電ステーションを設置する。災害時には非常用電源として利用でき、BCP(事業継続計画)対策としても有効としている。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com