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▲物流トラッカー小型タイプ（出所：ユーピーアール）
サービス・商品ユーピーアール（UPR）は6日、携帯GPS端末を利用した位置情報サービス「なんつい」について、アルプスアルパインのIoT（モノのインターネット）装置「物流トラッカー小型タイプ」を商品ラインアップに追加すると発表した。端末への取り付け時、従来の端末で必要だったパレット加工の手間がなくなり利便性が向上。紛失対策などを手軽に行えるとしている。
発表によると、これまでの「なんつい」は電池寿命が1か月程度とメンテナンス負荷が大きいため、長期にわたるパレット追跡など利用シーンによっては課題があった。
そのため昨年、低コストで低消費電力ながら無充電で長期使用できる「物流トラッカー標準タイプ」をラインアップに加えた。ただし、この標準タイプは端末を取り付けるため、パレットの一部を切断して設置スペースを確保し、プラスチックカバーを溶着するなど加工が必要。パレットのサイズや形状によっては取り付けられなかった。
▲市販のプラスチックパレットに簡単に取り付けできる
小型タイプは、端末をそのまま差し込める市販のプラスチックパレットへ取り付けが簡単にできる。このためパレットの追跡や位置の把握ができ、紛失や滞留などを防ぐよう原因特定と改善策の実施が可能になる。
企業は自社保有するパレットのうち10％を紛失などにより、毎年新規に購入して補充しているという。今回のラインアップ拡充を通じて、適正な資産管理を推進していく。
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