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JR西の駅構内に次世代スマートロッカー「pikuraku」

2023年3月13日 (月)

サービス・商品西日本旅客鉄道(JR西日本)は13日、スマートコインロッカーの製造・運営を手掛けるSPACER(スペースアール、東京都中央区)の次世代スマートロッカーを活用し、新サービス「pikuraku」(ピクラク)の実証実験を3月17日から5月31日まで、大阪駅など4駅で行うと発表した。専用サイトで購入した商品を好きなタイミングで駅構内のロッカーで受け取れるサービスだ。

▲大阪駅うめきた地下口に設置されたロッカー(出所:JR西日本)

スマートロッカーの設置場所は、大阪駅(3か所)と高槻駅(2か所)、北新地駅(1か所)、大阪天満宮駅(1か所)の4駅。これらのロッカーは通常の荷物の預け入れ機能と商品の受け取り機能を併せ持つ。常温だけでなく冷蔵商品も扱える。

商品の注文はスマートフォンと専用アプリを使う。注文は24時間可能で、受け取りの場所と日時を選択する。受け取りは注文の最短6時間後から最長で4日後の21時まで。サービスを利用するには、まずピクラクのLINE公式アカウントを登録し、専用アプリをダウンロードする必要がある。受け取り1口当たり利用料が700円(税込、配送費込)かかる。指定時間に受け取りができなかった場合は延長料金300円(税込)もかかる。

実証実験では、会員制倉庫型店を展開するコストコホールセールジャパン(千葉県木更津市)のプルコギビーフやマフィン、ベーグルといった商品を扱う。将来的にはコストコ以外への取り扱い拡大を検討する。

JR西日本は2022年3月に鉄道資産を活用して新ビジネスを創造する取り組み「JR WEST LABO」を発表し、次世代スマートロッカーを活用した新サービスの検討を表明していた。SPACERのスマートロッカーは商品の受け取りに限らず、さまざまなサービスとの連携が可能なため、JR西日本は今回の実証実験を契機にさらなる連携サービスも検討する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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