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マースク、冷蔵コン追跡機能を顧客システムと連携

2023年3月20日 (月)

(出所:A.P.Moller-Maersk)

国際欧州海運大手のA.P.Moller-Maersk(A.P.モラー・マースク、デンマーク)は17日、輸送中の冷蔵コンテナの状況を追跡できるシステム「キャプテン・ピーター」を改良したと発表した。新しい「キャプテン・ピーター・インテグレーテッド」では、冷蔵コンテナの温・湿度データを含む輸送中のさまざまなデータを、顧客企業が自社のシステムに取り込み、API連携によりデータ統合を行うことが可能になる。

発表によると、キャプテン・ピーターはコンテナをリモートで管理するインフラで、これまで3年以上にわたって輸送中の冷蔵コンテナから温・湿度情報を配信し、顧客企業の生鮮品管理に役立ってきた。マースクは顧客から利用結果のフィードバックを受け、改良を続けてきた。2022年には80%の冷蔵コンテナを対象に、配信データの更新頻度をそれまでの1日ごとから1時間ごとに増やした。23年末にはそれを90%に広げる予定だ。

API連携に関する今回の改良で、配信データをマースクのシステムから顧客企業のシステムや3PL事業者のプラットフォームに直接流すことが可能になった。また、荷受人なども貨物の詳しい状態を把握できるようにするため、顧客企業からアクセス権を付与することを可能にした。マースクは、これらにより顧客とのパートナーシップをより緊密にし、サプライチェーンの改善につなげたい考えだ。

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LOGISTICS TODAY編集部
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