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サービス・商品大手トラックメーカーのいすゞ自動車と傘下のUDトラックス（埼玉県上尾市）は29日、共同開発した新型トラクターヘッドを発表した。2021年4月にUDトラックスがいすゞグループ入りしてから初めて共同開発した商品で、いすゞブランドでは「ギガ」、UDブランドでは「クオン」の車名で4月4日から発売する。
いすゞによると、新型車は排気量1万1000㏄と1万3000㏄の2タイプあり、1万3000㏄タイプの最高出力は530馬力。
▲左からいすゞ新型トラクタ「ギガ」、ＵＤトラックス新型トラクタ「クオン」（出所：いすゞ自動車）
共同開発に際し、両社は互いに技術を持ち寄った。エンジンのダウンサイジングにより高い積載効率を追求したほか、運転操作性の向上や安全装備の拡充などにより、ドライバー不足や労働環境の改善といった社会課題の解決を目指したという。
UDトラックス開発部門シニアバイスプレジデント兼最高技術責任者のダグラス・ナカノ氏は「いすゞグループの一員となることで、13年ぶりに6×4（全6輪、うち駆動輪4輪）をUDトラックスの商品ラインアップにカムバックさせることができた。今後も、魅力的な大型車の開発を進めていく」とコメントした。
両社は、国内外の部品倉庫の相互活用や、補給部品の共同配送・購買、海外事業の強化を目的に共同オフィスをシンガポールに開所した。車両開発やアフターサービスなど多方面で協業を深化させる方針だ。
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