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紙パレットの一貫輸送サービス、ロジネットJ

2023年3月30日 (木)

サービス・商品トラック運送や倉庫業などを手掛けるロジネットジャパン(札幌市中央区)は30日、主に多店舗展開を行うチェーンストアを対象に、ワンウェイの紙製パレットを使った高効率・低コストの輸送サービス「DDロジ」(ディーディーロジ)を4月3日に開始すると発表した。通常の物流過程から工場倉庫や流通倉庫、物流センターをなくし、メーカーや販売会社から最終納品先の店舗にダイレクトに荷物を届けることで、倉庫での入出荷や積み替え、パレット管理を不要にしたという。

発表によると、DDロジとは「ダイレクト・デリバリー・ロジスティクス」の略。同社は荷主や小売店とデータ連携をしながら、1パレット単位の発注を前提として、商品をワンウェイの紙パレットに積載し、最終納品先に直接届ける。「物流の2024年問題」で懸念される輸送力不足への対処法として、中間物流を極力省いた新サービスを荷主企業に提案する。商品の在庫や廃棄ロスも削減でき、トラックからのCO2排出の削減にも貢献する。

▲DDロジの概要(クリックで拡大、出所:ロジネットジャパン)

紙パレットの使用には紙資源の使い捨て問題も付随するが、プラスチックや木製のパレットの回収にかかるコストや労力、CO2排出が削減できるメリットが大きいと判断した。流通倉庫などの中間物流の解消を、すでに物流網を構築した企業が受け入れるにはハードルもあるが、大手チェーンなどを中心にその効果を丁寧に説明していく方針という。

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LOGISTICS TODAY編集部
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