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三菱重工、冷熱事業のグループ会社2社を統合

2015年5月19日 (火)

荷主三菱重工業は19日、傘下で冷熱事業を担う三菱重工冷熱(東京都港区)と東洋製作所(神奈川県大和市)の2社を7月1日付で統合すると発表した。

両社の製造・販売・サービス機能を一本化することで、低温物流・冷熱エンジニアリングから業務用・家庭用空調システムまでの幅広い事業領域で相乗効果を最大化し、事業の強化につなげる狙い。

統合後の新会社は資本金4億円で、重工冷熱を存続会社として社名は「三菱重工冷熱」のままスタートする。

同社は2013年10月に国内冷熱事業の販売会社2社を統合して重工冷熱を発足させ、昨年10月には同社と暖房機の製造・販売・据付・サービスを手掛けるクサカベを統合。営業・サービス機能の強化を図るとともに、市場が拡大しているヒートポンプやチラーなどの中間ゾーン商品も一体営業や保守サービスも含め、ソリューションビジネスの拡充に取り組んでいる。

これに並行して、持分法適用関連会社だった東洋製作所を株式公開買付けで昨年1月に完全子会社化することで連携を強化し、技術、営業、生産などバリューチェーン上での協業を展開してきた。