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ヤマト・長尾社長「疑問や好奇心持ち、視野広げて」

2023年4月4日 (火)

▲入社式の様子(出所:ヤマトHD)

ロジスティクスヤマト運輸は3日、2023年度新入社員の入社式を、4年ぶりに対面形式で行った。長尾裕社長は、また、これからの社会人人生で「さまざまなことに関心を持ってほしい」と主張。疑問や好奇心、興味を持ち続けることが自身の視野を広げることにつながるとした。

ヤマトグループの一員となるに当たり、存在意義=パーパスとする経営理念や、「ヤマトは我なり」「運送行為は委託者の意思の延長と知るべし」「思想を堅実に礼節を重んずべし」といった社訓を常に意識することを伝えた。業務の上では、さまざまな領域でのプロフェッショナルの下でさまざまなことを経験し、それぞれがある領域のプロフェッショナルとなることを求めた。

■入社式あいさつ

新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。ヤマトグループ全社員を代表し、皆さんが当社のメンバーに加わっていただけたことを、心から歓迎いたします。

今日から社会人としての新しい人生をスタートされた皆さんは、一人一人がプロフェッショナルとしての道を歩むことになります。ヤマト運輸には、配達や安全、品質、オペレーションや営業、デジタル、サービス開発など、さまざまな領域でのプロフェッショナルがいます。ぜひ、皆さんもこれからさまざまなことを経験し、どの領域のプロフェッショナルを目指すか、しっかりと考えてほしいと思います。

そして、これからヤマトグループの一員としてさまざまな業務を行うにあたり、経営理念と社訓を常に意識してください。経営理念は、まさに私たちの存在意義=パーパスになります。社訓は、社員の心構えであり、時に心の支えにもなります。「ヤマトは我なり」は、自分事として仕事を考える。「運送行為は委託者の意思の延長と知るべし」は、単に物を運ぶだけではなく、その荷物を運んでほしいと依頼された方の思いも一緒に運ぶことを表現しています。「思想を堅実に礼節を重んずべし」は、常に正しい考えのもと、礼儀・礼節を重んじた人間関係を構築する。これは社会人として意識すべき非常に大切なことです。

最後に、皆さんへのお願いです。ぜひ、さまざまなことに関心を持ってください。これからの社会人人生では、多くのことを経験、体験し、見聞きする機会があります。その時に、素直に受け止めることも大事ですが、「なぜ」「どうして」と疑問や好奇心、興味を持ってください。それを続けることで、皆さんの視野が少しずつ広がっていきます。時には目の前の仕事で精一杯になってしまう時があると思います。その時は、一息ついて、顔を上げて周りを見渡して、視野を広げてみてください。

皆さんがこれから笑顔で元気よく、ヤマト運輸の業務に参加してくれることを期待しています。そして、私たちもしっかりと、そのためのサポートを行っていきます。本日は誠におめでとうございます。

長尾裕社長