認証・表彰SBS東芝ロジスティクス(東京都新宿区)は29日、日本物流団体連合会(物流連)が主催する「第1回日本物流大賞」で、応募した2件の取り組みがともに奨励賞を受賞したと発表した。同社の受賞は前身制度を含めて5年連続となる。物流分野で環境負荷低減と作業効率向上を両立する包装設計が評価された。
日本物流大賞は、「物流環境大賞」と「モーダルシフト優良事業者大賞」を統合して創設された表彰制度で、環境負荷低減に加え、事業者間連携や先進技術活用、働き方改革など持続可能な物流の実現に向けた取り組みを評価する。奨励賞は物流における環境保全の推進や環境意識の向上など、物流の健全な発展に寄与した事業者に贈られる。
受賞した1件目は、「医療装置用包装改善 DFLによる包装簡素化と安全な搬入・据付作業を両立した包装開発」。物流要件を製品設計段階から反映するDFL(Design for Logistics)の考え方を採用し、医療装置の配管レイアウトを見直すことで装置の狭幅化を実現した。これにより搬入口の幅に左右されず搬入できるようになったほか、梱包木枠を釘打ち式から木ネジと継手加工を活用した構造へ変更し、開梱時間を短縮した。設置後の釘抜き作業が不要となり、安全性と作業性の向上も実現した。
2件目は、「梱包木材形状の見直し提案による包装容積縮小とプラスチック製緩衝材削減」。従来4梱包だった本体やカバー、付属品などを、新たに開発した2段構造の木箱を採用することで2梱包へ集約した。軽量なカバーは上段に縦置きし紙製緩衝材で固定、付属品とマニュアルも段ボール設計を見直して1梱包にまとめた。その結果、製品1セット当たりの包装容積を30%縮小するとともに、小袋入りのプラスチック製充填材200袋を使用しない包装を実現し、環境負荷低減につなげた。
同社は今後も、物流の視点を生かした製品包装設計の提案を通じて、環境負荷低減と物流効率化を両立し、物流業界が直面する課題の解決を荷主企業とともに進める。
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