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三菱ふそう、喜連川研究所でハイブリッド開発体制を強化

2010年10月14日 (木)

荷主三菱ふそうトラック・バスは14日、喜連川研究所(栃木県さくら市)で、ハイブリッド専用の試験ベンチを設置することと、小型トラック「キャンターエコハイブリッド」の国内、海外での累計販売台数が1000台を達成したことを発表した。

 

今回発表した試験ベンチでは、エンジン、モーター、バッテリー、インバーターなどハイブリッド用パワーパックの総合的な評価が可能で、小型から大型まで各種出力に対応できる能力を備えており、実際の車両走行をシミュレートすることが可能。12月の完成後はダイムラー・トラックグループ全体のハイブリッドの基礎開発の充実を図る。

 

また、06年7月に発売を開始した「キャンターエコハイブリッド」は今月の初めに国内、海外での累計販売台数が1000台を達成した。同車は、リチウムイオン電池を搭載したパラレル式小型ハイブリッドトラックで、低燃費を最大の特徴として国内市場で発売。順次改良を重ね、2010年型モデルでは小型トラックで国内最高の燃費性能(11.6キロメートル/リットル=2.0トン積車)と環境性能を高い次元で兼ね備えたハイブリッドトラックとして進化した。