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アセンド、労務情報と連動のデジタル配車表

2023年4月21日 (金)

サービス・商品物流DXベンチャーのアセンド(東京都新宿区)は20日、トラック運送事業向け業務管理クラウドサービス「LogiX」(ロジックス)に労務管理機能を追加したことを発表した。これにより、デジタコから取り込まれるドライバーの労務情報が配車表と連動し、コンプライアンスを順守した配車計画の作成・労務管理が容易になる。

厚生労働省のデータによると、自動車関連事業者の81%が労働基準法違反、53%が改善基準告示違反をしており、トラック運送事業者の違反割合は他業種に比べ2倍高い。また、2024年にはトラックドライバーの残業時間規制が厳しくなり、従来の労務管理では行政処分の対象となる懸念があるため、管理意識の見直しが求められている一方で、6割の運送事業者が赤字経営であり、対応すべき事柄の多さに苦境に置かれている。

アセンドは、運送事業者の転換期を支援するため、新搭載の労務管理機能を今後1年間無料で提供する(基本機能の使用料は別途発生)。新しい労務機能では、点呼記録やデジタコデータをロジックスに取り込むことで、配車画面上でドライバーごとの労務実績を把握できるため、適切な労務管理に則った業務計画の作成が可能になる。

(出所:アセンド)

同社は、今後もロジックスへの多角的な機能追加を予定し、2024年問題に耐えうる経営体制の構築・運送事業者DXの実現を支援していくとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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